パーク２４グループ本社ビル

駐車場、カーシェアなどモビリティサービスの旗手であるパーク２４グループが、創業の地である五反田に新本社を構えるプロジェクトです。

敷地は「クルマの軸」である交通幹線の国道１号と「環境の軸」である目黒川との交点に位置し、この街のゲートとしての役割を担う立地にあります。
この場所のもつ魅力を最大限に生かしながら「社員同士のコミュニケーションを促す空間」「魅力的で使いやすい駐車場」「ワークプレイスとモビリティサービスの空間を街に開く」をコンセプトに掲げました。

街の景色をひとつながりのパノラマとして取り込むため、南東から南西にかけて緩やかにカーブするダブルスキンの外装とし、アウタースキンにフレームレスのMPG構法を採用しました。日射熱負荷を低減しながら眺望を確保しています。

執務フロアには、ダブルスキンに面した南側と東側の２か所に、2層吹抜けの縁側スペースを交互に配置。自然光があふれ季節や時間の変化を感じられるスペースでは上下階の交流が生まれ、従来の画一的な執務空間とは異なる働く環境を実現しています。