文教大学東京あだちキャンパス
計画地周辺には1964年に入居が開始されたUR花畑団地が一体に広がっています。計画地にも、周辺同様の団地が建っており、団地内には適所にオープンスペースが設けられ、周辺の公園などと合わせて緩やかに広場がつながっていました。計画では、この空間を継承し、周辺の風景とつながり、常時開放された広場をつくることが求められました。
低層に抑えた各棟を、既存樹を取り囲んだ中庭の周りに分散して配置することで、空の広がりや伸びやかな自然環境という特性を生かした計画としています。また外周に物理的な境界を設けず、緑のマウンドによる緩やかな境界とすることで、周辺へ視線が抜け、地域と一体となる風景を創り出しています。
私たちは学生の場と地域の場が自然と融合する、大学から地域へ広がる学びの風景“Learning Landscape” をコンセプトとしました。
1階レベルは、周辺地域から続く通りとなる「クロスモール」を学生や地域の人々が行き交い、2階レベルは、5つの棟で繰り広げられる大学活動の場を1つの輪としてつなぐ「アクティブリング(回遊廊下)」を設けました。「ケヤキコート」を中心に「クロスモール」と「アクティブリング」を立体的に重ねることで、物理的・視覚的にさまざまな垣根を越えたつながりをつくりだし、大学内に展開する内外の居場所が地域の風景とともに交流の場へと育まれることを目指しています。
低層に抑えた各棟を、既存樹を取り囲んだ中庭の周りに分散して配置することで、空の広がりや伸びやかな自然環境という特性を生かした計画としています。また外周に物理的な境界を設けず、緑のマウンドによる緩やかな境界とすることで、周辺へ視線が抜け、地域と一体となる風景を創り出しています。
私たちは学生の場と地域の場が自然と融合する、大学から地域へ広がる学びの風景“Learning Landscape” をコンセプトとしました。
1階レベルは、周辺地域から続く通りとなる「クロスモール」を学生や地域の人々が行き交い、2階レベルは、5つの棟で繰り広げられる大学活動の場を1つの輪としてつなぐ「アクティブリング(回遊廊下)」を設けました。「ケヤキコート」を中心に「クロスモール」と「アクティブリング」を立体的に重ねることで、物理的・視覚的にさまざまな垣根を越えたつながりをつくりだし、大学内に展開する内外の居場所が地域の風景とともに交流の場へと育まれることを目指しています。
プロジェクト 概要
名称
|
文教大学東京あだちキャンパス |
---|---|
建築主 |
文教大学学園 |
所在地 |
東京都 足立区 |
主用途 |
大学 |
竣工 |
2021年2月 |
延床面積 |
25173.21㎡ |
構造 |
RC造 S造 |
階数 |
地上5階 塔屋1階 |
備考 |
事業統括管理:株式会社山下PMC 基本設計・監理:日本設計 実施設計:日本設計・戸田建設株式会社一級建築士事務所設計共同企業体 |
写真撮影 |
株式会社 川澄・小林研二写真事務所 |
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