日本橋髙島屋S.C.本館

日本橋髙島屋S.C.本館

中央通りから見るプロジェクト全貌。手前が本館(B街区)。左がC街区、右がA街区。

日本橋髙島屋S.C.本館

夜も活気のあふれるガレリア

日本橋髙島屋S.C.本館

各種イベントも開催する本館の屋上。村野藤吾氏デザインの特徴的な塔屋に囲まれる

日本橋髙島屋S.C.本館

従業員出入口をガレリアへのメインエントランスに改修。
新たな改変部分は現代のデザインで新旧の対比を図る。

日本橋髙島屋S.C.本館

本館1階荷捌場を新しく車寄せに改修。文化財を守りながら機能を更新する。

説明
6街区からなる都市再生特別地区と、そのうちの4街区にまたがる再開発事業の一部。重要文化財である日本橋髙島屋S.C.本館を指すB街区は本事業の中心をなします。
髙島屋東京店(現・日本橋髙島屋S.C.本館)が現在地に移転したのは1933年。高橋貞太郎氏のコンペ1等案に基づいた建築は震災復興後の帝都東京の豊かさの象徴でした。戦後数回にわたり村野藤吾氏により増築が行われ、地区のランドマークのひとつとなっていました。クライアントと私たちは、この歴史的価値を継承しながら百貨店として使い続けるべく、本館を重要文化財とするよう関係官庁に働きかけ、都市再生特区による開発を組み立てました。本館の価値は変わらないまま、新しい百貨店や街の価値を、持続可能な開発として創造することがテーマとなりました。
かつて人通りも少なかった日本橋髙島屋三井ビルディング/日本橋髙島屋S.C.新館との間の区道にはガラスの大屋根を架け、店舗で賑わうガレリアをつくりだしました。また高橋貞太郎氏、村野藤吾氏による設計の歴史を残す本館屋上は、新築建物の基壇部屋上と連続することで都内随一の規模を誇る屋上庭園として改修されました。
これほどの大規模な重要文化財を活用し続けるという事業は、全国的にも先駆的な試みと言えます。
概要
名称
日本橋髙島屋S.C.本館
建築主
日本橋二丁目地区市街地再開発組合
所在地
東京都中央区
地図
主用途
百貨店
竣工
2019年2月
延床面積
77,977.5㎡
構造
SRC造
階数
地上8階 地下3階 塔屋4階
備考
設計:日本設計・プランテック 設計共同企業体
ランドスケープ:鳳コンサルタント 
屋上ランドスケープ:髙島屋スペースクリエイツ、アイケージー
照明計画:内原智史デザイン事務所
サイン計画:井原理安デザイン事務所
写真撮影
株式会社 川澄・小林研二写真事務所
株式会社ミヤガワ(3枚目のみ)