釜石市上中島こども園・すくすく親子教室・児童館
釜石市上中島町災害復興公営住宅は、東日本大震災での沿岸被災地最大級の復興住宅団地としてとして3期にわたり計画され、この施設計画はその最終段階にあたります。
住まいと暮らしの復興支援だけでなく、少子高齢化の顕著な釜石市の活性化を目的に、老朽化や津波被害を受けた既存施設の移転整備となる3施設複合の児童福祉施設です。既存の第Ⅰ期、第Ⅱ期の復興住宅を結ぶ位置にあり、さらに将来の復旧と活用が予定されているグラウンド(現在応急仮設住宅団地)との動線のつながりも考慮した配置計画としました。
短工期と低予算の条件下で シンプルな切妻大屋根のフォルムとし、周囲の山々の緑に映え、レンガ色の既存復興住宅との調和を目的とした赤味のあるウッディーな外装カラースキームです。ポイントカラーを含め、赤・黒・白の配色は古来鉄を原料とした染料を意識したもので「鉄のまち・釜石」で鉄を扱う事業者、鉄による復興支援のイメージです。
内装は木材を基調に、パステルカラーを要所に配しました。親しみと可愛らしさの中でセンスの光る建物づくりを目指しました。
住まいと暮らしの復興支援だけでなく、少子高齢化の顕著な釜石市の活性化を目的に、老朽化や津波被害を受けた既存施設の移転整備となる3施設複合の児童福祉施設です。既存の第Ⅰ期、第Ⅱ期の復興住宅を結ぶ位置にあり、さらに将来の復旧と活用が予定されているグラウンド(現在応急仮設住宅団地)との動線のつながりも考慮した配置計画としました。
短工期と低予算の条件下で シンプルな切妻大屋根のフォルムとし、周囲の山々の緑に映え、レンガ色の既存復興住宅との調和を目的とした赤味のあるウッディーな外装カラースキームです。ポイントカラーを含め、赤・黒・白の配色は古来鉄を原料とした染料を意識したもので「鉄のまち・釜石」で鉄を扱う事業者、鉄による復興支援のイメージです。
内装は木材を基調に、パステルカラーを要所に配しました。親しみと可愛らしさの中でセンスの光る建物づくりを目指しました。
プロジェクト 概要
名称
|
釜石市上中島こども園・すくすく親子教室・児童館 |
---|---|
建築主 |
釜石市、新日鉄興和不動産 |
所在地 |
岩手県釜石市 |
主用途 |
幼保連携認定こども園、障害児通所支援事業所、児童館 |
竣工 |
2017年12月 |
延床面積 |
1,603㎡ |
構造 |
S造 |
階数 |
地上1階 |
備考 |
実施設計/日鉄住金テックスエンジ |
写真撮影 |
心象舎 藤枝 宏 岩手スカイイメージング 岩城 忠郎(全体空撮) |
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