パークコート渋谷 ザ タワー

渋谷区所有地の一部に約77年の定期借地権を設定し、事業者がその権利金相当額を新庁舎および新公会堂の建設費等に充てることで区の負担を実質ゼロとした事業スキームです。他の自治体では類例をみない官民別棟で建設されました。
隣接する高層建物が無く、北側には代々木公園とその先に新宿副都心を臨み、南側には渋谷の街並みから東京湾までを一望できる立地を生かして、総合設計制度を活用した定期借地権付き超高層住宅として計画されました。
建物の外形は明治神宮の流造や代々木体育館の曲線形状を踏襲し、外装にはスパイラル状のカラーグラデーションを施して、渋谷区が標榜する「Full of color and Life」を体現しています。内部は計画地の四周に広がる各地域の個性を表す「清・粋・祭・寂」をイメージして仕上げられており、ステップラウンジがスパイラル状に２階まで続いています。