上海金灘エリア都市デザイン

上海を象徴する黄浦江に面した旧造船所跡地を中心に展開する都市デザイン提案です。
計画地は上海市の国際競争力を高める重要戦略エリアに位置づけられ、歴史や産業の記憶を継承しながら価値ある複合開発が求められています。

最大の資源は、造船所に残る産業遺構と、屈曲する河川が生み出す壮大な眺望。これらの魅力を街全体で享受できるよう、都市構造の骨格を定め、来訪者に提供する体験価値を明確化しました。
起点や目的地となる結節点を設け、多様な移動手段と歩行経路を重層的に組み合わせることで、多様な都市機能を融合する活動空間を創出します。

さらに分析・計画段階から先端的なデジタル技術を活用し、変化と成長に柔軟に対応しながら、歴史と未来が交錯する新たな都市像を提案しました。