順天堂大学 浦安・日の出キャンパス
茫漠なスケール感の埋め立て地、強い海風、強い日差しなどの厳しい立地条件に対し、敷地全体に「なみき(波木)のみどり」を、風の向きに正対して波状に配置しました。これにより海風の低減や日差し除けなどの効果のほか、ヒューマンスケールな心地よい空間がうまれ、人が溜まれる居場所が点在する、地域に開かれた緑豊かな新キャンパスを創出します。
北側隣地に集合住宅があるため、その前面にはできるだけ建物を配置せず、隣地沿いには緑道を設けてキャンパスとのバッファゾーンとしています。
体育館のアリーナを支える屋根は、軽快なデザインとしボリューム感を低減できるよう、張弦梁を採用し、風の吹き上げにも対応した形態を実現させました。
講義棟はアウトフレームにより庇としての日射遮蔽を期待しつつ、同時に彫りの深い印象的なファサードの実現を目指しました。3mスパンのグリッド状の構成とし、先端を細くしテーパーをつけて柱の形状を消したシャープな印象のファサードとしています。
新学部となる健康データサイエンス学部の2号館は、1号館のファサードデザインを踏襲しています。2号館はキャンパスの中央に位置し、最新のVR機器を備えたラーニングコモンズや図書館など、学部の垣根を超えた学びの場を提供しています。
北側隣地に集合住宅があるため、その前面にはできるだけ建物を配置せず、隣地沿いには緑道を設けてキャンパスとのバッファゾーンとしています。
体育館のアリーナを支える屋根は、軽快なデザインとしボリューム感を低減できるよう、張弦梁を採用し、風の吹き上げにも対応した形態を実現させました。
講義棟はアウトフレームにより庇としての日射遮蔽を期待しつつ、同時に彫りの深い印象的なファサードの実現を目指しました。3mスパンのグリッド状の構成とし、先端を細くしテーパーをつけて柱の形状を消したシャープな印象のファサードとしています。
新学部となる健康データサイエンス学部の2号館は、1号館のファサードデザインを踏襲しています。2号館はキャンパスの中央に位置し、最新のVR機器を備えたラーニングコモンズや図書館など、学部の垣根を超えた学びの場を提供しています。
プロジェクト 概要
名称
|
順天堂大学 浦安・日の出キャンパス |
---|---|
建築主 |
学校法人順天堂 |
所在地 |
千葉県 浦安市 |
主用途 |
大学 |
竣工 |
Ⅰ期(1号館・体育館):2021年12月 Ⅱ期(2号館):2023年7月 |
延床面積 |
Ⅰ期(1号館・体育館):15,991.92㎡ Ⅱ期(2号館):11,743.7㎡ |
構造 |
1号館:RC造 体育館:SRC造 2号館:RC造一部S造 |
階数 |
1号館・2号館:5F, 1RF 体育館:2F |
備考 |
照明:CHIPS、サイン:エモーショナルスペースデザイン |
写真撮影 |
川澄・小林研二写真事務所 |
受賞歴
2022年 SDA賞(銅賞)
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