北里大学白金キャンパス 北里研究所/ 北里大学プラチナタワー・薬学部2号館・プラチナアリーナ
先端的生命科学の成果を通して高度先端 医療へとつなげる実践の場として、北里大学の新たなキャンパスが実現しました。近年、大学がもつ社会的役割や地域との関係が問い直されている中で、街並みの一部を形成してきた歴史を引き継ぎながら、 未来の医療を切り拓く人材を育成する、白金の新しいシンボルとなることが、このプ ロジェクトのテーマでした。 既存の病院と連携したチーム医療としての教育が行われているのが「北里らしさ」だと私たちは考え、大学と病院のゾーニングを明確に分けながらも、動線を整理して連携を取りやすくしました。
大階段があるソフィアプラザ(広場)を中心に各棟を配し、棟同士をつなげることでさまざまな動線をつくっています。以前の広場は大学に対して閉じた印象があり ましたが、サンクンガーデンと地上広場の2つのレベ ルを設けたことで、各棟がすべてソフィアプラザに面 し、限られた敷地の中でも一体感のあるキャンパスが実現しました。
さらに都心にありながら緑に溢れたキャンパスでは、さまざまな場所でコミュニケーションが生まれ、かつ一人でも落ち着ける場所があることがもう一つのテーマでした。スラブや庇などの 幾重にもなる水平な要素により敷地内の地 形や既存建物とのレベル差を解消し、深い 軒下は多様なアクティビティの場となっています。
大階段があるソフィアプラザ(広場)を中心に各棟を配し、棟同士をつなげることでさまざまな動線をつくっています。以前の広場は大学に対して閉じた印象があり ましたが、サンクンガーデンと地上広場の2つのレベ ルを設けたことで、各棟がすべてソフィアプラザに面 し、限られた敷地の中でも一体感のあるキャンパスが実現しました。
さらに都心にありながら緑に溢れたキャンパスでは、さまざまな場所でコミュニケーションが生まれ、かつ一人でも落ち着ける場所があることがもう一つのテーマでした。スラブや庇などの 幾重にもなる水平な要素により敷地内の地 形や既存建物とのレベル差を解消し、深い 軒下は多様なアクティビティの場となっています。
プロジェクト 概要
名称
|
北里大学白金キャンパス 北里研究所/ 北里大学プラチナタワー・薬学部2号館・プラチナアリーナ |
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建築主 |
学校法人 北里研究所 |
所在地 |
東京都港区 |
主用途 |
大学 |
竣工 |
2019年9月 |
延床面積 |
26,656.89㎡ (全体:76,108.84㎡) |
構造 |
S造、SRC造、RC造 |
階数 |
地上14階 地下2階 塔屋1階 |
備考 |
サインデザイン:エモーショナル・スペース・デザイン |
写真撮影 |
3・5枚目:FOTOTECA その他:川澄・小林研二写真事務所 |
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