中外ライフサイエンスパーク横浜
バイオ研究のトップ企業である中外製薬の研究者ら約1,000人が集う大規模研究拠点です。国内の創薬研究における機能を集約することで創薬力を最大限に発揮するとともに、人材確保や国際競争力の観点から都市部に位置する横浜市戸塚に設立。「Green Innovation Village ~緑の中に点在する、最先端創造研究所」をコンセプトに、外観は自然素材やアースカラーを採用し、緑の中に点在し分棟配置としました。さらなるイノベーションを起こすためには、研究者間の交流や知識の融合が不可欠であるとの考えから、棟と棟をつなぐ移動空間「スパイン」には、研究者同士が日常的にコミュニケーションを図れる21の多様なワークラボを配置しました。また研究棟は、安全性を確保しつつ、ガラス張りにするなどして居住性を高めるとともに、研究者同士の「つながり」を感じられるようにしました。分棟配置としたことで、将来、時代に即した施設を増設できます。地域に開かれた「次世代型研究所」として、住宅街とのバッファ空間には緑道を設けて近隣住民に開放。住宅地に面した緑地には、グリーンインフラとして雨水貯留浸透植栽基盤、レインガーデンを設け、都市基盤に貢献します。
プロジェクト 概要
名称
|
中外ライフサイエンスパーク横浜 |
---|---|
建築主 |
中外製薬株式会社 |
所在地 |
神奈川県横浜市 |
主用途 |
研究所 |
竣工 |
2022年10月 |
延床面積 |
西敷地:112,067.44㎡ 東敷地:7,459.03㎡ |
構造 |
西敷地:鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造 充填鋼管コンクリート造 基礎免震構造(球面すべり支承、高減衰積層ゴム支承) 東敷地:鉄骨造 鉄筋コンクリート造 木造 軽量鉄骨造 |
階数 |
西敷地:地上6階 地下1階 東敷地:地上4階 |
備考 |
通行橋設計:日建設計 E01棟設計:鹿島建設 一部内装基本デザイン・FFE:オカムラ |
写真撮影 |
淺川敏(1,2,3,5) 日本設計(4) |
受賞歴
2025年 日本建築学会作品選集選定
2024年 パイロシステム ガラス防火区画デザイン・コンペ(準優勝)
2024年 JIA優秀建築選
2023年 神奈川建築コンクール(優秀賞)
2023年 照明施設賞
2023年 日経ニューオフィス賞(ニューオフィス推進賞)
2024年 パイロシステム ガラス防火区画デザイン・コンペ(準優勝)
2024年 JIA優秀建築選
2023年 神奈川建築コンクール(優秀賞)
2023年 照明施設賞
2023年 日経ニューオフィス賞(ニューオフィス推進賞)
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