インド工科大学ハイデラバード校
インド工科大学は、1951年に設立された国立の高等教育機関で、インド国内における理工系人材の育成に重要な役割を担っています。ハイデラバード校(IITH)は、この取り組みをさらに強化する目的で、2008年に開校。日本政府はキャンパスの整備事業や人材交流などで長年、支援を行っています。
日本設計は、東京大学のプロジェクトチームに2011年から参加。2014年までの約3年間にわたり、国際会議場や学生会館など6施設(7棟)の構造設計、設備設計を含む基本設計および実施設計を担当しました。私たち日本設計は、創立間もない70年代より携わっていたJICAプロジェクトで培った知見を活かし、現地の基準に適応し、計画地の風土や現地で施工可能な工法を重視しながら、IITHやローカルのコンサルタントと密接に協議を重ねて設計を進めました。現地で調達しやすい材料を使いコスト効率を向上させつつ、メンテナンス性を考慮した日本特有のきめ細やかな設計により、長期的な品質向上にも貢献しています。
また、標高が高い内陸地という立地で一年を通して高温で日中の気温差の大きいという気候特性を踏まえ、屋根面の高断熱化、半屋外空間もふくめた自然換気・通風、日射遮蔽と自然採光のバランスなどに配慮しBIMソフトを利用して設計を進めました。これにより気候・風土に適応した学びの場の創造に寄与しています。
日本設計は、東京大学のプロジェクトチームに2011年から参加。2014年までの約3年間にわたり、国際会議場や学生会館など6施設(7棟)の構造設計、設備設計を含む基本設計および実施設計を担当しました。私たち日本設計は、創立間もない70年代より携わっていたJICAプロジェクトで培った知見を活かし、現地の基準に適応し、計画地の風土や現地で施工可能な工法を重視しながら、IITHやローカルのコンサルタントと密接に協議を重ねて設計を進めました。現地で調達しやすい材料を使いコスト効率を向上させつつ、メンテナンス性を考慮した日本特有のきめ細やかな設計により、長期的な品質向上にも貢献しています。
また、標高が高い内陸地という立地で一年を通して高温で日中の気温差の大きいという気候特性を踏まえ、屋根面の高断熱化、半屋外空間もふくめた自然換気・通風、日射遮蔽と自然採光のバランスなどに配慮しBIMソフトを利用して設計を進めました。これにより気候・風土に適応した学びの場の創造に寄与しています。
プロジェクト 概要
名称
|
インド工科大学ハイデラバード校 |
---|---|
建築主 |
インド工科大学ハイデラバード校 |
所在地 |
インド国ハイデラバード市 |
主用途 |
大学(宿泊・運動施設+文化系学生活動拠点・産学共同活動拠点・国際会議場・図書館・重点大型研究拠点) |
竣工 |
2024年2月(中央図書館) 2022年2月(国際交流会館、学生会館) 2021年2月(国際会議場、総合研究センター) 2020年12月(ビジネス・インキュベーションセンター) |
延床面積 |
119,337㎡(6施設の合計) |
構造 |
RC造 |
階数 |
地上4階(中央図書館、国際会議場) 地上6階(国際交流会館、ビジネス・インキュベーションセンター) 地上2階(学生会館) 地上5階(総合研究センター) |
備考 |
基本設計:東京大学IITHキャンパス施設設計チーム 基本設計支援・実施設計:日本設計、アプルデザインワークショップ 準備調査、詳細設計支援発注者:国際協力機構(JICA) |
写真撮影 |
アプルデザインワークショップ(写真1) HCP(写真2,3) Department of Design, IIT Hyderabad(写真4) 川添善行(写真5) |
RELATED PROJECTS