上海申迪文化センター

上海ディズニーランドがある国際観光リゾート区の南ゲートエリアに位置し、敷地南側は将来的にビジネス街区として整備される予定です。隣接するディズニーランドへの配慮を踏まえた上位計画として、低層部は20ｍ、高層部は45mまでとする高さ制限があり、その要求に適合させたボリュームとしています。六面体のタワーは敷地南端に配置し、緑化屋根を北側のディズニーランドに対して傾斜させながら配置することで、その自然理念をアピールしています。また、白い格子状の立面とすることでオフィスの用途に一致させつつ、ディズニーの「夢の世界」と調和するデザインとしています。敷地の中央を通る南北方向の中心軸にサンクンガーデンや室内外吹き抜けを配置するとともに、ユニークな庇やヒューマンスケールな空間を設けることで、豊かな空間変化を構成しています。