グランドプラザ

グランドプラザは空洞化した富山市の中心市街地に人を集め、賑わいをとり戻し、都市を再生しようという意思のもとにつくられた屋根つきの公共広場。

まちなかに不足していた「来街者に魅力的なイベントが開催でき、買物の合間の休息や待ち合わせに使える広場」の創出によって、時間消費の増大や来街機会の増加を生み出し、街の賑わい創出に大きく貢献しようという企画です。　
グランドプラザの主役はまわりの商業空間や集う人々であり、そこで活動する人たちが生きいきと見えるようなガラスのショーケースをイメージし、ガラス屋根越しに、四季を通じて変化する美しい空を眺めることができます。（消雪装置が設けられている）
ショーケースの骨格は、極力目立たない部材構成を心がけ、１グリッド4.8ｍ×4.0ｍの大きな格子梁で、梁は、変形ビルトＨ（400ｍｍ×250ｍｍ）とし下部フランジ見付け寸法80ｍｍで、下から見るとフラットバーのようにスレンダーな姿をみせています。格子梁テンションブレースの中心でガラスを支持すると同時に格子梁の面剛性を高めています。