国立国会図書館 関西館書庫棟
国の出版物の収集と保存を目的とし、将来的な段階整備を見据えた高機能な書庫です。
既存本館よりも高さを低く抑え、東西幅を揃えることで従属的な配置関係です。門型が連続した外観は、将来的に段階整備を繰り返した場合でも、一体的連続性を保ちながら、本・資料が増加する印象を作り出しています。
書架寸法に合わせた整形均等スパンを採用し、500万冊の資料を保存ができる収蔵効率が極めて高い構成です。また、階段やEV等の共用部を中央に配置し、吹抜けを介して膨大な資料の集積を体感できます。
一定の温湿度環境とする書庫空間の空調負荷軽減のため、外壁に外断熱工法を採用し、さらに外壁と書庫空間の間に緩衝帯となる空気層を設けたダブルスキンとしています。この緩衝帯の空調には、クールウォームピットの地中熱を利用し省エネルギー化を図っています。
既存本館よりも高さを低く抑え、東西幅を揃えることで従属的な配置関係です。門型が連続した外観は、将来的に段階整備を繰り返した場合でも、一体的連続性を保ちながら、本・資料が増加する印象を作り出しています。
書架寸法に合わせた整形均等スパンを採用し、500万冊の資料を保存ができる収蔵効率が極めて高い構成です。また、階段やEV等の共用部を中央に配置し、吹抜けを介して膨大な資料の集積を体感できます。
一定の温湿度環境とする書庫空間の空調負荷軽減のため、外壁に外断熱工法を採用し、さらに外壁と書庫空間の間に緩衝帯となる空気層を設けたダブルスキンとしています。この緩衝帯の空調には、クールウォームピットの地中熱を利用し省エネルギー化を図っています。
プロジェクト 概要
名称
|
国立国会図書館関西館書庫棟 |
---|---|
建築主 |
国土交通省近畿地方整備局 |
所在地 |
京都府相楽郡 |
主用途 |
図書館書庫 |
竣工 |
2020年2月 |
延床面積 |
24,998.07㎡ |
構造 |
S造、SRC造 |
階数 |
地上7階 地下1階 |
写真撮影 |
株式会社 川澄・小林研二写真事務所 |
受賞歴
2024年 パイロシステム ガラス防火区画デザイン・コンペ(佳作)
優良工事等施工者(業務)局長表彰
優良工事等施工者(業務)局長表彰
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