佐藤　稜

日本設計に入社した理由は何ですか？

都内に限らず色々な場所で日本設計が携わった建築を見る機会が多くあり、自分も同じようなプロジェクトに関わりたいと感じていました。学生時代は建築計画系の研究室に所属し、コンペにも取り組んでいましたが、アイデア集めのときに見ていた雑誌に掲載されていたさまざまな詳細図に魅了されて、建築のディテールに興味を持ちました。そこで実施設計段階で詳細や仕様を検討して図面としてまとめ上げることに特化した設計技術部を志望しました。

仕事のやりがいはどういうところにありますか？

設計を進めていく中で徐々にデザインが昇華されることにやりがいと面白さがあります。今は都内の超高層複合施設の階段の検討をしているのですが、意匠や構造、法規の側面だけでなく施工に至るまで、さまざまな事象を把握しながら設計を進めています。例えば、法規上守らないといけない寸法に対して施工誤差を見込んで設計するといったように、1本1本の線に理由があってデザインが出来上がっていることを痛感しながら図面を描いています。

学生と違うところはどんなところですか？

チームで働くというところが大きく違うところだと思います。複数人で並行して多くの図面を検討するので、自分の担当範囲内だけで完結してしまうと他の部分と上手く整合しなくなり、後から大きく修正しなければならないこともあります。まだ出来ないことは多いですが、自分が検討している部分は他のどういう部分に影響が出るのかを予測出来るようになるべきだと思っています。

どのような設計者・技術者をめざしていますか？

「思い」を「カタチ」にするための知見が深い設計者を目指しています。建築のイメージをただ具現化するだけではなく、より良いデザインにまとめ上げることが出来るようになりたいと考えています。