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2016.08.01
成熟社会の都市づくり

TOD × IOD

TOD(Transit Oriented Development/公共交通指向型開発)とは、鉄道・バスなどの公共交通機関の利用を前提にした、自動車に依存しない生活を目指す都市開発のことをいいます。
特に日本では、東京や大阪を中心に平日の通勤・通学、ビジネス利用、日々の買い物、そして休日のおでかけまで、日々の生活が駅やバスターミナルを中心に展開され、ターミナルやその周辺には多様な都市機能が集積しています。
近年では、道路上空や地下空間を活用しながら、地上・地下・駅をつなぐ安全で快適な歩行者ネットワークの形成や、交通環境の改善が進められており、公共交通を中心にした人々の流れの最適化と駅を都市活動の中心として様々な機能を集約化するTODが日本各地で実践されています。
日本設計では、1967年の設立当初から、新宿副都心をはじめに、渋谷、日本橋など東京を中心にTODの考え方を実践した数多くのプロジェクトに関わっています。
また都市生活は、公共交通だけでなく、道路や河川、供給処理施設、公園、緑地など多くの都市基盤施設に支えられています。
日本では、戦後の経済成長期に急速に整備された都市基盤施設が老朽化し、施設の更新や再整備の時期を迎えています。
また成熟社会を迎えるにあたって、都市の急速な発展の中で失われてしまった自然や生態系の再生や、これからの社会のニーズを捉えた都市の快適性・利便性の視点も重要になっています。

その都市基盤・インフラの更新・再整備をきっかけにした都市開発をIOD(Infrastructure Oriented Development)として位置付けています。
「人々の豊かな都市生活の実現」「経済合理性の追求」「自然環境との共生」など「環境の日本設計」が目指す都市デザインの姿として、国内においては虎ノ門ヒルズや、パークシティ大崎(北品川5丁目第1地区)が完成し、海外では中国や東南アジアの各地でのアーバンデザインプロジェクトに展開しています。

虎ノ門ヒルズから新橋に続く環状2号線の断面
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鉄道、地下鉄、長距離バス、タクシーなど、各種交通機関が集中する無錫中央駅TODプロジェクト
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