中居　有紀

日本設計に入社した理由は何ですか？

都市と建築の両方の側面からプロジェクトに携わり、多方面から提案が出来ることが魅力だと考えています。就職活動中は、建物をつくるだけではなく、今後の都市建築に真に求められることを考え実現できる企業や業種は本当にあるのかと悩んでいました。やりたいことが定まらない中、当時のPM・CM部（現プロジェクトデザイン群）に出会い、スケールやフェーズにとらわれないプロジェクトの多さに惹かれ、ここなら何でも提案できるかもしれないと感じたのを覚えています。実際に、基本計画で都市スケールの建物を検討することもあれば、既存建物の縁側空間をスタディすることもあり、多岐にわたる提案に関わっています。

今はどのような仕事に携わっていますか？

団地再生プロジェクトとして、建替えの基本計画やプロジェクト推進のためのデザインガイドライン作りに携わっています。団地内の住棟配置の計画、屋外空地の活用方法など、ハードからソフトまで連携した計画を検討しています。また、既存長屋を利用した実証実験からエリアのまちづくりを始めるような業務も行っています。どちらの業務もプロジェクトの初期から携わりクライアントとともに一から建物やエリアを作り上げていく貴重な経験をしています。

10年後の自分はどのようなイメージですか？

チームの中心となりプロジェクトをリードできるようになっていたら理想だと思います。今はまだ自分の知識も浅いため、現在担当しているプロジェクトでは、チームの中で受け持った担当作業に日々学びながら取り組んでいます。10年後に向けては、最初は規模の小さなプロジェクトから、最終的には大規模のプロジェクトも任されるようになりたいです。将来、自分の得意とする専門分野を見つけるためにも、さまざまな視点から学びの姿勢をもって仕事に取り組みたいです。

ワークライフバランスのために普段の生活でどのようなことを意識してますか？

作業時間や家庭での時間を確保できるように、在宅勤務やサテライトオフィスをうまく活用しながら移動時間を減らし、効率よく業務が行えるように意識しています。また、業務量が逼迫してきた時は、締め切りを長めに設定してもらったり、どこまで作業すれば支障がないかをチームで確認し、自分の時間を守ることも意識するようになりました。単純なことですが、コロナ禍で入社しさまざまな働き方をしている人がいる中で、少しづつ自分の働き方を確立しています。