足尾銅山記念館
創業150周年を迎える古河グループが、辰野葛西事務所が設計に関わった足尾鉱業所(事務所)本屋(1911年竣工で現存せず)を復元した上で展示施設として活用し、足尾銅山の歴史を内外に発信しながら、次世代に語り継ぐことを目指したプロジェクトです。
一つの建物の復元と捉えず、敷地に隣接して多くの歴史的建造物に取り囲まれている中で、中心的位置にあるはずの本屋が欠失していると捉え、これを再建し、さらに敷地内の煉瓦書庫を再生することで、この歴史的地区全域が修復されて、地域の記憶を取り戻すことを試みました。
再建では、推測を徹底的に排除して史資料に基づく復元箇所を限定し、復元としない箇所は復元箇所との区別を明確にしつつ調和を図り、現代に要求される建築機能との両立を目指しました。
一つの建物の復元と捉えず、敷地に隣接して多くの歴史的建造物に取り囲まれている中で、中心的位置にあるはずの本屋が欠失していると捉え、これを再建し、さらに敷地内の煉瓦書庫を再生することで、この歴史的地区全域が修復されて、地域の記憶を取り戻すことを試みました。
再建では、推測を徹底的に排除して史資料に基づく復元箇所を限定し、復元としない箇所は復元箇所との区別を明確にしつつ調和を図り、現代に要求される建築機能との両立を目指しました。
プロジェクト 概要
名称
|
足尾銅山記念館 |
|---|---|
建築主 |
一般社団法人 古河市兵衛記念センター 古河機械金属 |
所在地 |
栃木県日光市足尾町 |
主用途 |
博物館等 |
竣工 |
2025年3月 |
延床面積 |
1,329㎡ |
構造 |
木造 煉瓦造 |
階数 |
地上2階 |
備考 |
設計JV:古河林業 |
写真撮影 |
川澄・小林研二写真事務所 (創建時写真は古河機械金属所蔵) |
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