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    (環境センシング編)
2024.01.10
日本設計本社オフィス

「実践の場」として、進化を続けるオフィス1
(環境センシング編)

新たなエネルギーパラダイム 快適性×創造性×連携省エネ

2023年1月に東京・虎ノ門にオープンした日本設計のオフィスは、設計者の「実践の場」として、さまざまな取り組みが行われています。
その一つが環境センシングです。ビルオーナーと連携して従来の賃貸オフィスの枠を超えた省エネ、そして社員それぞれの快適性を実現することに挑戦しています。
環境の好みは十人十色なため、一律な空調制御では全員が満足する室内環境は実現できません。私たちは社員が利用するスマートフォンを通じて、フロア内の現在地や出社目的、温冷感の好みなどを収集。その上で、AIと従来のエネルギーシミュレーションを併用して、設備機器設定変更パターンを導き出し、消費エネルギーにコミットした空調やブラインドなどの自動制御を行います。
この新システムではフリーアドレスで席を移動することを考慮して運転パターンを決定する点が特徴の一つです。行動履歴などのデータに基づいたAIを活用することで、消費エネルギーと社員の満足度の双方に焦点を当て、新しい「合意形成」を実現します。

 

温湿度や音環境などのIoTセンシング情報とブラインドなどのビル設備情報を表示させたサイネージ。オフィスに配置し、社員と「場」をつなぐ。 スマートフォンアプリで自分の温冷感の好みや気分、今日の出社目的などを登録しておくと、今いるエリアの空調制御に反映されたり、おすすめの席が通知されたりする。

 

 


社員一人ひとりの快適性を追求した環境操作マネジメント

 

環境の個性 日々変化する環境と行動の分析

フロアの中央に階段などのコアがあり、360度全方位に眺望が開けた回遊性のある新オフィスでは、 光の変化や、日差しによる暖かさといったパッシブな変化を一日中感じることができます。また、ビルのテナント標準設備だけではなく、放射空調や明るさ感による照明制御など、アクティブに環境を変化させられる機器も導入。例えば、昼光が最も当たる南東側の緑あふれるエリアでは、ゆらぎ気流のアクティブ手法を組み合わせて、外部空間のような特性を創出しました。こうしたアクティブ要素によって、太陽の動きなどのパッシブな変化をより際立たせ、エリアの特徴=環境の個性としてオフィスに多様な環境が生まれました。 移転後、実際のワークプレイスの熱や光、音環境測定のほか、Bluetoothビーコンを利用した社員の移動情報の分析など、オフィスの環境状況を「見る」取り組みを続けています。社内の部門間の交流がどのエリアで生まれるか、実測した明るさと在席情報からどのような席が好まれているかなどを調査し、これからの私たちの設計業務にフィードバックしていく考えです。

 

Bluetoothビーコンによる社内位置情報のビッグデータを処理し、部門ごとに社員がフリーアドレスでどの席を選んでいるか分析する。

 

意匠化した壁式放射パネルをカウンターの中央に配置し、人が集まる暖炉のような空間を創出。対流式冷暖房以外の設備を活用することで、エネルギーの使い方の多様性を感じられる。

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