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近未来型オフィスのCovid-19対策 「FUTURE think++」

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近未来型オフィスのCovid-19対策 「FUTURE think++」

2019年11月に発生した新型コロナウイルス感染症(Covid-19)は、発生から1年が経ちましたが、世界中で未だ収束の兆しが見えません。日本においても感染拡大は収まらず、昨年末からの感染者の急増を受けて今年に入り2度目の緊急事態宣言が発令されました。

こうした状況下で、この1年間様々なクライアントの皆さまと対話を重ね、また私たち自身の働き方に向き合いながら、これからのオフィス空間のあり方について模索してきました。その第一弾が昨年8月に公開した「IMMEDIATE think+」です。従来型のオフィス空間を対象に、既往技術を活用しながら感染症対策を行う提案で、その名の通り、感染症対策としての緊急性・即応性を強く意識したものです。

それに対し、この提案「FUTURE think++」は、従来の形にとらわれない、近い未来を見据えた新しいオフィス空間の提案です。ここで私たちが目指したのは、感染症対策のプロトタイプであると同時に、知的生産性を育む次世代ワークプレイスのプロトタイプです。

健康・環境・知的生産性 × Covid-19

2010年代の後半に、オフィス空間や働き方の変化を促す重要な考え方が出てきました。 サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合した次世代の社会像である「Society5.0」(内閣府 2016年)や、ワーカーの柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための「働き方改革」(厚生労働省 2019年)などです。

こうした社会や働き方の変化に対して、私たちが次世代のワークプレイスの重要なキーワードと考えているのは〈健康〉〈環境〉〈知的生産性〉です。
ワーカーが心身共に健やかに働けて、サスティナブルで環境負荷が低く、クリエイティブな発想につながる空間。私達がイメージしたのは、周辺環境に対して閉じることで安定した内部環境を生み出していた従来型のオフィス空間ではなく、開放的で変化のある環境の中でワーカーが働く場を自由に選択し、交流している空間です。

※1 出典:健康を保持・増進する7つの行動 経済産業省健康経営オフィスレポートより ※2  CopyrightⒸ 2019 by International WELL Building Institute PBC. All rights reserved.
※3 usgbc.org/LEED ※4 Photo by CDC on Unsplash

こうした考えで幾つかのプロジェクトを進めていた最中にCovid-19が発生しました。このウイルスは、未知のことも多く断定的なことは言えません。しかし、この1年の試行錯誤の中で気づいたのは、実は感染症に強いオフィスと、私達の目指す次世代ワークプレイスは同じ方向性の中で実現できるのではないかということです。

例えば、健やかに働くことのできる環境は免疫力向上につながりますし、心地よい風を室内に取り込む開放的な空間は感染症対策としても有効です。より良いワークプレイスを実現する中で、自然な形で感染症対策を行うということが「FUTURE think++」の基本の考え方となっています

今後「FUTURE think++」の具体的アイデアを順次ご紹介していきます。

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