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    ――構造技術編
2025.03.05
麻布台ヒルズ

技術革新と経験で築く超高層を支えるエンジニアリング
――構造技術編

撮影:川澄・小林研二写真事務所

風、地震に対し高さ日本一のタワーを実現させる技術

高さ約330mの森JPタワーは、現在日本一の高さを誇り、耐震性と居住性を兼ね備えた都市の新たなランドマークです。
タワーの構造は、柱CFT造、梁S造のブレース付きラーメン架構で、コアに配置した3種類の制振部材により地震や風のエネルギーを吸収する制振構造です。2種類の粘性系制振部材を地震時の変形が大きな下層階のコア部に集中的に配置することで、地震時の揺れを効率的に低減しています。
高度な技術を駆使して実現されたタワーは、大地震が起きても建物を補修することなく継続使用できることを目標に、構造体がほぼ損傷しないという高い耐震性能があります。

 

森JPタワーの構造概要

 

最上部の住宅階には、鋼材とコンクリートを組み合わせた複合梁「SC梁」を採用し、強度と耐久性を確保しつつ居住性を向上。さらに、風揺れの影響を受けやすい建物頂部には大型制振装置「アクティブマスダンパー」を設置し、強風時の風揺れを低減し、水平振動に対する居住性を改善しています。

3種類の制振装置とアクティブマスダンバーを設置
写真:森ビル提供

330m超では建物の揺れる周期も長くなるため、風洞実験では解析結果を裏付けるために模型を実際に揺らすという非常に稀な実験が行われました。この超高層ビルの設計には、日本設計の自社開発の解析プログラムが大きく貢献しています。
長年にわたって培われた超高層ビルの知見が詰め込まれたこの解析プログラムは、新たな検討が必要な場合にも迅速に対応可能で、設計や解析技術の向上において重要な役割を担っています。

 

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