NHK新大津放送会館
「ひと・まち・文化・自然とのつながりを生む放送会館」をコンセプトにした新たな地域放送局です。
旧東海道に面した大津町家群や、有形文化財である滋賀県庁がつくるまち並みに新たなつながりを生み出すため、大津町家の水平要素を連続させると共に、軒高を低く抑えた伸びやかな外観の建物としました。
高低差のある敷地に設けた擁壁は、地域の伝統技法を表象した信楽石の石積みとし、その周囲には地域由来の草木を配置することで、地域に憩いの場を生み出しています。また、鉄塔は近江八景に描かれた琵琶湖の帆掛舟をモチーフとし、地域のランドマークにもなる特徴ある外観としました。
その他、基礎免震構造や階段室のチムニー効果を利用した自然換気、ライトシェルフによる昼光利用と昼光センサーの併用、中温冷水を用いた顕熱潜熱分離空調など、環境負荷の低減を日常から行える計画とするとともに、近年頻発する自然災害の防災・減災拠点となるよう計画しています。
旧東海道に面した大津町家群や、有形文化財である滋賀県庁がつくるまち並みに新たなつながりを生み出すため、大津町家の水平要素を連続させると共に、軒高を低く抑えた伸びやかな外観の建物としました。
高低差のある敷地に設けた擁壁は、地域の伝統技法を表象した信楽石の石積みとし、その周囲には地域由来の草木を配置することで、地域に憩いの場を生み出しています。また、鉄塔は近江八景に描かれた琵琶湖の帆掛舟をモチーフとし、地域のランドマークにもなる特徴ある外観としました。
その他、基礎免震構造や階段室のチムニー効果を利用した自然換気、ライトシェルフによる昼光利用と昼光センサーの併用、中温冷水を用いた顕熱潜熱分離空調など、環境負荷の低減を日常から行える計画とするとともに、近年頻発する自然災害の防災・減災拠点となるよう計画しています。
プロジェクト 概要
名称
|
NHK新大津放送会館 |
---|---|
建築主 |
日本放送協会 |
所在地 |
滋賀県大津市 |
主用途 |
放送スタジオ |
竣工 |
2020年9月 |
延床面積 |
4,726.51 ㎡ |
構造 |
RC造 一部 SRC造、PCa造、S造 基礎免震構造、鉄塔(工作物) |
階数 |
地上3階 |
写真撮影 |
株式会社 川澄・小林研二写真事務所 船来洋志 日吉祥太 |
RELATED PROJECTS