think++ Seminar 開催のご案内
これからの社会や都市・建築の未来を思い描くとき、人間をとりまく自然環境や、開発著しいテクノロジーの基本的な知識を得る必要があります。
日本設計創立50周年を期に、様々な分野でご活躍の方々をお迎えして、皆さまと一緒に未来を思い描くきっかけを得る機会となるよう、年に2回のセミナー think++ Seminarを開催していきます。
第2回think++ human & nature
「火星の暮らしから、ぼくらの日常を考える。」
極地とよばれる場所にも、人の営みは確かに存在しています。
2030年頃には、最初の人類の代表が火星の地を踏む、そんな現実がやって来ます。
「命を預かる」そんな建築の原点が、生身の人間の存在を拒否する場所で試されるのです。
これまでぼくは「地球の三極」とよばれる、南極、北極、エベレストから、地球にある火星まで、極地の暮らしをめぐり、踏査してきました。
剥き出しの極地で人間が普段着の営みを続けていくためには、ていねいでしなやかで、ときにしたたかな、暮らしの所作が必要です。
ぼくが越冬隊員として暮らした南極の昭和基地では、
冒険家のような生き延びるためというよりも、生きている喜びを実感する日常がありました。
極地は、ぼくらが日常を生きる為のヒントに溢れています。
そんな極限の環境のもとで浮彫りとなる『人と住まいの係わりかた』の本質を、ご紹介したいと思います。
講演タイトル:「火星の暮らしから、ぼくらの日常を考える。」
日 時:2017年11月28日(火)16:00開場 16:30開演 18:50終了
会 場:国立新美術館 3階講堂(東京都港区六本木7-22-2)
セミナー当日は、国立新美術館の休館日で展示は行われていません。そのため、乃木坂駅から直結されている通路は閉鎖しています。乃木沢駅方面からは西門を通り正面入口からお入りください。
講演者:村上祐資(極地建築家)
1978 年生. 極地建築家.
宇宙や南極など、極限環境下における建築や暮らし方を踏査. 第50次日本南極地域観測隊の越冬隊員として昭和基地で地球物理観測に従事(2008-10). 米国The Mars Society が実施した長期火星実験生活「Mars160」の副隊長としてミッションに従事(2013-17). 公益財団法人日本極地研究振興会・理事. NPO 法人日本火星協会・理事及びフィールドマネージャー.全国36局ネットJFNラジオ「ON THE PLANET」水曜パーソナリティ. 東京大学工学系研究科博士課程退学.
参加費:無料 定員250名
お申込:こちら →応募を締め切りました
お問合せ:日本設計コーポレートサイトからのお問合せ
お問合せ:https://www.nihonsekkei.co.jp/contact/
日本設計 広報室:kouhou@nihonsekkei.co.jp
主 催:日本設計
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本セミナーは、下記CPD制度の共通認定プログラムです。
建築CPD情報提供制度、JIACPD制度、建築士会CPD制度、建築設備士関係団体CPD制度、APECアーキテクト、APECエンジニア、建築施工管理CPD制度