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ニュース 2021年
2021.10.29

上海浦発新楊思都市デザイン・建築設計国際コンペでの先端環境都市空間の取組

2021年9月、浦東発展(集団)有限公司が主催するデザイン・建築設計国際コンペに参加しました。

計画地は、中国上海市の重点区域として指定された、中環開発ベルトの開発区のひとつ高青地区に位置しています。 計17ブロックから成る、都市計画範囲(用地面積約61ヘクタール)と、更にその中にある7ブロックから成る建築コンセプトデザイン範囲(地上延床面積約60万平米)の提案コンペです。 地下鉄と接続した計画地には、中央公園周辺に、オフィス、商業、文化、ホテル、アパートなど複合的な用途が求められました。

日本設計は、広域都計画研究の視点で、既に接続が決まっている地下鉄駅だけではなく、路線バス、未来AIバス、タクシー、Personal Rapid Transit (PRT) など、多様な交通網のポテンシャルに着目し、積極的に活用を図りました。
さらに、交通ネットワークの立体活用により、時間と距離から解放されたウォーカブルなオフィスと商業施設を主体とした街として、健康•文化•環境が融合しあう、人々の活動が中心となった提案です。
公共交通の利用促進による低炭素な、憩いの都市空間の実現を目指した提案は、主催者、政府、各専門家の高い評価を得ました。

今後のプロジェクトの提案を通して、都市と環境と建築が一体化した、これからの目指すべき街づくりの模範の一つを示すことができました。

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