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ニュース 2020年
深圳北駅ターミナル地区都市デザインコンペで第1位を獲得
2020年7月15日、日本設計は、パシフィックコンサルタンツと深セン華匯設計との協同により、中国・深圳市都市計画・自然資源局龍華管理局が主催する深圳北駅ターミナル地区都市計画設計のコンペにおいて第1位を獲得しました。広州と香港をつなぐ広深港高速鉄道の中間地点、深圳最大の利用客が見込まれる深圳北駅周辺地区の都市計画範囲276ha、中心区29haの建築基本計画を含む都市設計コンペです。
ここは、深圳の中心市街地の北側に残る自然豊かな郊外型ベッドタウンです。西には大学城、東には深圳三大産業園が立地。北に隣接する紅山は最近商業・文化施設などの大規模な開発が進められています。今後の駅利用者増及び深圳市全体の圏域の拡大にあわせて、用途転換による都市更新が期待されていました。
私たちは、これまでの経済効率優先の街づくりで単に乗り換え機能だけの通過型・効率型TODからの脱却を目指し、異なる属性の人々が集い、豊かな体験・交流が行える「ネットワーク型ターミナル」、「楽しさで立ち寄りを誘発するTOD」を提案しました。
異なる属性の利用者が積極的に交わる、クロスゲートと称した積層型の都市空間、大小の駅前空間を有機的な歩行者ネットワークと魅力的な縦動線の配置でつなぐアーバンノードを形成し、魅力的な街を創造していきたいと考えています。