関野　真理恵

日本設計に入社した理由は何ですか？

大学では歴史系の研究室に所属し、前職では意匠設計に携わっていましたが、建築を単なる技術ではなく、経済活動の一環として俯瞰的に捉えたいという思いが強くなり、コストマネジメントに転向しました。前職の頃から日本設計のプロジェクトに関心をもち、建築の価値を多角的に捉える姿勢に魅力を感じていました。より総合的な視点でプロジェクトに関わりたいという思いから入社を決意しました。

仕事のやりがいはどういうところにありますか？

日頃から建設市場の動向やプロジェクトごとのコスト情報を収集・分析し、それらをもとにクライアントや設計チームの疑問や課題に応える提案資料を作成しています。自らの知識や判断が、設計の方向性や予算の適正化に貢献し、納得を得られたときに大きなやりがいを感じます。プロジェクトごとに条件が異なり、常に新しい対応が求められる点もこの仕事ならではの面白さです。

仕事の中で大切にしていることはなんですか？

コストに関する提案には、客観的な根拠と公平な視点が不可欠です。そのため、常に冷静さを保ち、マクロとミクロの両面から状況を捉え、バランスの取れた判断と思考を心がけています。発言や根拠が一方的にならないよう注意を払い、全体を俯瞰しつつ第三者的な視点を意識することが、信頼を築くための土台になると考えています。また、クライアントや設計チームと共通の目標に向かって進むために、丁寧なコミュニケーションも大切にしています。信頼関係を築いた上で、最適なコストバランスを導くことが、建物の価値を最大限に引き出すことが出来ると考えています。

ワークライフバランスのために普段の生活でどのようなことを意識してますか？

今はまだ子どもが幼く、毎日が慌ただしいですが、だからこそ「健康第一」を意識して体調管理に努めています。また仕事上でも家庭内でも日々の会話を大切にしています。対話から小さな変化や気持ちに気づくことができ、安心感や絆が深まると感じています。また、旅行のような特別なイベントがなくても、一緒に植物を育てたりクッキーを作ったりと、日常の中で思い出を重ねていける時間を大切にしています。