伊代田　卓身

日本設計に入社した理由は何ですか？

以前はアトリエ系設計事務所に所属し、教育施設や文化施設、歴史的建造物の保存再生に携わっていました。超高層から文化施設、都市計画、マネジメントなど多岐に渡る豊富な技術力があり、これまでの経験やキャリアを活かしながら、新しいことにチャレンジができると思い入社しました。入社前にプロジェクトを通して、日本設計と関わることがあり、チーム内のコミュニケーションがとれた良い雰囲気の会社だと感じていましたが、入社後もその印象は変わりませんでした。

職場の雰囲気を教えてください 。

年齢や立場などに関わらず、自由に意見を出し合える雰囲気があると思います。それぞれの専門領域から意見を出し合い、より良いものを目指して議論を重ねて進めていきます。本社が西新宿から虎ノ門に移転し、見晴らしがよく、明るく開放的なオフィスになりました。フリーアドレス化やリモートワークに伴い、働き方が大きく変わりましたが、積極的にコミュニケーションをとり、新しい働き方を楽しみながら仕事に取り組んでいます。

今はどのような仕事に携わっていますか？

歴史的建造物の保存活用の設計・監理や、既存建物の改修設計やコンサルティング業務に携わっています。歴史的建造物の保存活用では、建築基準法の適用除外制度を利用し、文化財的価値を踏まえた上で、耐震性や機能性とのバランスを見極めながら保存改修を行いました。新たな建築物を増築し、既存建物単独では実現できない機能を補完することで、歴史的価値のある既存建物をより良いかたちで残しつつ、歴史的建造物と現代デザインの対比と調和を図りました。

仕事の中で大切にしていることはなんですか？

長く利用され、愛され続ける建築物になることが重要だと考えています。クライアントの要望に答えつつ、費用対効果を見据えたカーボンニュートラルの実現のため、関係者や各部門の担当者とコミュニケーションをはかり具現化できるよう努めています。既存建築物を改修して使用するストック活用を行い、現代に必要な性能やデザインを加えることで、環境に配慮した建築が残せるよう取り組んでいます。