ABOUT OUR MULTI-DISCIPLINARY DESIGN FIRM
総合設計事務所とは
社会やまちの課題に向き合いながら、建築や都市の未来を構想から実現まで形にする仕事です。多様な専門領域が集まり、互いの知見や経験を生かして協働しています。
私たちの成り立ち
日本設計は、日本初の超高層建築「霞が関ビルディング」の設計チームを母体として、1967年に創立されました。超高層建築の設計・監理には、構造、設備、材料、法規、安全性、都市景観など、高度で多面的な技術の統合が求められました。こうした新しい時代の要請に応えるため、ひとりの建築家が指揮する事務所ではなく、専門家が対等に意見を交わしながら設計を行う組織として日本設計は誕生しました。
「集団の作り出す知の総体は、個人の知の単純な総和よりも大きい。
先輩も後輩もなく、1つの目的に向かって全員が対等に意見を出し合うべきだ。」
多様な専門家が互いの力を引き出し合いながらその可能性を掘り起こす。
この「グループ・ダイナミクス」という組織論は今も私たちの根幹として受け継がれています。
総合設計事務所の業務 ― 構想から実現まで未来の社会へ貢献
総合設計事務所の仕事は、建築のデザインだけではありません。計画の構想、マネジメント、コンセプトやデザインの提案、詳細設計、そして工事監理まで多岐に渡ります。
私たちは、クライアント、行政、施工者、メーカーなど多様な関係者を中立的な立場でつなぎながら、公共性や持続性の観点も踏まえた最適解を導き出します。
建築の用途や機能、空間構成に加えて、安全性や快適性、環境性能、経済性といった要素を統合し、社会に価値をもたらす空間を創造します。さらに工事段階では監理者として品質を確保し、構想を確かな「かたち」へと実現していきます。
構想から完成まで、建築を通して未来の社会に貢献すること。それが総合設計事務所の使命です。
多様な専門領域と協働によるものづくり
日本設計の特徴は、ひとつのプロジェクトに多様な専門家が最初から一体となって関わることです。
建築設計(計画意匠・設計技術)をはじめ、構造、環境・設備、都市計画、プロジェクトデザイン、ランドスケープ、都市基盤、インテリア、そして工事監理やコストマネジメントなど、幅広い領域がチームとして関わり、総合力をもって最適解を追求します。
それぞれの専門領域を横断し、プロジェクトの初期段階から各分野が協働し、知術を持ち寄り、意見を交わしながら進めていく。多様な視点が交差するプロセスから、新しい価値が生まれます。
多様な視点と協働を通じて、社会の課題を解き、未来の風景を形づくる。
それが総合設計事務所としての日本設計のあり方です。


