
ランドスケープ設計 2024年入社
洪 丹超
HONG DANCHAO
周囲と対話しながらよりよい答えを探る
日本設計に入社した理由は何ですか?
学生時代、校内や会社の説明会に参加し日本設計を知りました。想像していた総合設計事務所の雰囲気とは異なり、先輩方との対話を通じて、上下関係にかかわらず若手の意見を尊重し、ありのままの自分で挑戦できる環境に魅力を感じました。また、フラットに発言できる社風や尊敬できる先輩のもとで学びながら、自分のアイデアを率直に伝えられる点も印象的でした。このような環境で、経験や考えを活かし新しい視点やアイデアを提案し、チームや会社の発展に貢献できる存在になりたいと考え、入社を志望しました。
今はどのような仕事に携わっていますか?
再開発や改修プロジェクトに携わっています。再開発プロジェクトでは、広い敷地の中でその土地が本来持つ魅力を引き出すことを大切にしています。100年に一度ともいわれる希少な大規模再開発において、100年以上残る空間の創造に取り組んでいます。改修プロジェクトでは、超高層ビルの足元の空間は空洞化しやすいという課題に対し、建物の改修にあわせてランドスケープも再構築しています。既存建物や多くの制約がある中で、その場所ならではのランドスケープを実現できるよう模索しながら計画を進めています。

学生と違うところはどんなところですか?
学生時代は、自分を中心にアイデアを出し、自由な発想で設計を進めることが多かったと思います。社会人になってからは、組織の中で周囲の意見を聞き、対話しながら進めることを大切にしています。また、自分の考えも積極的に伝えるよう心がけています。議論になることもありますが、それを前向きに捉え、自分の成長につなげています。学生の頃よりも現実的な視点を持ち、責任感をもって取り組むようになったことが、一番の変化だと思います。
どのような設計者・技術者をめざしていますか?
私は現代のランドスケープデザインがこれまで主に欧米の思想を中心に発展してきたと感じています。
一方で、東アジアには古くから庭園や空間づくりに独自の思想や伝統があり、それらは人と自然の関わり方に深い示唆を与えてきました。そうした思想を現代のランドスケープデザインに取り入れ、人々によりふさわしい空間をつくる設計者をめざしています。また、東アジアの思想や感性を世界に発信していきたいと考えています。


オフタイムの過ごし方

自然が好きで、気分転換に長期休みには必ず新しい土地を訪れ、その地域の文化に触れながら思考を整理しています。自然に近づくことで体も十分に休まり、よく眠れるようになります。今年は親孝行も兼ねて両親と旅行に行きました。これから毎年続けていきたいと思っています。
My Favorite Time

オフィスのある虎ノ門ヒルズ森タワーには芝生広場があり、お昼休みにはよく靴を脱いで横になっています。「公園20分理論」に倣い、毎日は必ず緑に触れる時間を持つようにしています。
オフィス内はどこでも居心地が良いのですが、特にランドスケープ/都市基盤設計の部門ベースの棚がお気に入りです。そこでは月に一度、部門の活動として赤坂インターシティAIRで剪定した枝や花を飾っており、毎回異なる枝や花が並ぶので、その変化を楽しみにしています。
1日のスケジュール
所属は公開当時



