日本設計関西支社 開設50周年展 レポート
日本設計関西支社は1972年に開設し、50周年を迎えました。これを記念し、関西支社が入る大阪興銀ビル1階にて、「日本設計関西支社 開設50周年展」を「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(通称:イケフェス大阪)」にあわせ開催しました。
イケフェス大阪は、大阪の魅力的な建築を一斉に無料公開する日本最大級の建築イベントです。9回目の開催となる2022年は3年ぶりの通常開催で、10月29・30日に開催されました。
50 projects × 50 years
日本設計の関西における50年の活動を「まちを考える」「環境を考える」「次代を考える」という3つのテーマにおいて特徴的な50プロジェクトを通して紹介しました。
まちを考える
まちを考えながら、ひとの営みの場をデザインすることを常に考えています。一つの建築を、まちを通して考えることで、さらに人の営みの場を豊かにしていくことを目指しています。
環境を考える
まちや建築を取り巻く環境と共生し、それを次世代につなげていくことは私たちのミッションです。そうした時代を先導しながら環境とともにあるまちと建築を目指しています。
次代を考える
まちや建築は永くあり続けなければなりません。未来の姿や求められるものに常に意識を向け、それに応える場をつくっていくことが私たちのミッションであると考えます。
Directory of Projects in Kansai
関西支社開設以来、参画させていただいた326のプロジェクトを網羅的に紹介しました。
1階ピロティではコーヒーを用意し休憩スペースとして開放し、多くの方々にご利用いただきました。
大阪市内の主要プロジェクトをプロットした「NIHON SEKKEI建築まち歩き MAP in Osaka 」も紹介し、イケフェス大阪のまち歩きの拠点として発信しました。
また、イケフェス大阪の設計事務所連携企画である「セッケイ・ロード」に、日本設計関西支社も参加しました。「セッケイ・ロード」は、北船場の高麗橋通りから東西に延びる1本の道路沿いに設計事務所が集まることから名づけられ、今年は9社が参加し、各事務所の創業者やキーマンにスポットを当てた共通展示やスタンプラリーを実施しました。
日本設計は、2022年5月15日に永眠した当社名誉会長 池田 武邦(元会長、元代表取締役社長)を偲ぶアーカイブIKEDA Storiesの一部を展示しました。
ご来場いただいた方々には、日本設計の関西での50年の活動を知っていただく機会になったかと思います。
これからも関西ならではの空間づくりを目指し、次の50年に向け、建築・まちにおける未来価値を皆様と共創していきたいと考えております。