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ニュース 2024年
2024.09.24

脱炭素社会の実現へ向け、建築物の木質化推進を目指した特許技術を無償提供

株式会社日本設計(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠﨑 淳)は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、当社が取得した木質化技術に関する特許を公開し、その特許実施権を無償で提供します。この取り組みにより、事業主、設計事務所、建設会社の皆様が、建築物の木質化を推進する新たな選択肢として当社の技術を活用いただける環境を整えていきます。私たちは、これらの技術が広く社会に活用され、社会的価値を持つ資産として成長していくことを期待しています。
この取り組みの第1弾として、当社は特許技術「意匠性を有した木質耐震壁」および「意匠性を有した市松状木質天井」の詳細を、当社コーポレートサイトにて公開します。なお、対象特許を利用する際には、当社と実施許諾契約を締結いただきます。

背景
日本国内における業務・家庭部門のCO2排出量は全体の30%強に及びZEB・ZEHの推進に加えて、建築物の資材製造・建設時等のCO2排出量を対象としたエンボディドカーボンの削減が急務となっています。
日本設計は、1980年代より環境課題を社会的課題として捉え、設計に取り組んできました。現在、私たちは、この課題解決の一つとして、木材活用をさらに促進し、国内の木材流通などにも配慮した設計を推進しています。森林資源の循環利用を促進し、国内の林業を活性化させるだけでなく、CO2の吸収源としての役割を果たす木材の利用が、脱炭素社会の実現に大きく寄与します。
さらに、私たちは木造建築の推進にとどまらず、空間の木質化によって構造材の一部や内装材に木材を多用し、日常生活の中で木材に触れる機会を増やすことで、人々のウェルネス向上にも貢献できると考えています。

対象特許
1.「意匠性を有した木質耐震壁」
・特許第 7502401 号(発明の名称:壁構造)
2.「意匠性を有した市松状木質天井」
・特許第 7270797 号(発明の名称:天井構造)
・特許第 7270798 号(発明の名称:天井支持構造)

 

「意匠性を有した木質耐震壁」および「意匠性を有した市松状木質天井」の詳細については、こちらをご覧ください。

 

本件に関する問い合わせ先
株式会社日本設計  広報室  Tel: 050-3139-7003   Email: kouhou@nihonsekkei.co.jp

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