ケーススタディー

コロナの速度感と空間の順応性

  Task-0 | 私たちの方法   Task-1 | 集まりの複線化   Task-2 | 都市構造の分散化  Task-3 | 空間の順応化  Task-4 | 密閉・密集・密接の防止  Task-5 | 接触の防止   Task-6|免疫力の高める

機能転用の可能性​
住宅での仕事や、宿泊施設の軽傷感染者収容等、緊急事態宣言下では、従来のデフォルト以外の空間利用がなされました。こうした「機能転用」は、こうした事例に留まらず、もっと大きな可能性を持つ方法だと、私たちは考えています。​

コロナの速度感​
「機能転用」を具体的な空間デザインに落とし込む際に、ポイントとなるのが「機能変化の速度感」です。変化の速度が遅ければ、改修などの手順を踏んで対応をすればよく、逆に変化が急速であるほど、空間は初めから「変化に順応する設え」を持たねばなりません。​
5月25日の緊急事態宣言解除から約2カ月を経た今、急速な感染拡大がみられます。私たちがここで注目すべきは、収束・拡大が約2カ月という、都市や建築にとっては、極めて短いサイクルで起きている事です。 ​
この「短サイクルの変化に順応する設え」が、新たな都市と建築に求められていると言えるでしょう。​

「備え」と「豊かさ」を結ぶ空間デザイン​
この速度感が求める空間とはどんなものでしょう?月単位で使われ方が変わるオフィスや、住居、パブリックスペースとはどのような空間となるのでしょうか?それは近現代の機能純化の方向性とは、ある意味、真逆の空間性です。​
私たちは、柔軟で順応性の高い空間をデザインすることで、常時・非常時のスイッチングに対応すると同時に、日常の多様性にも応えたいと思います。「来るべき未知への備え」と「日々の豊かさ」を結ぶ空間デザインを私たちは目指します。​​

空間順応化の課題​
こうした柔軟性の高い都市・建築の実現には課題もあります。
主な課題が下記の①~③です。​
①物理的空間の設え方​
②用途に関連する法規制​
③運営・マネジメント​
これらの課題解決を、私たちはクライアントの皆様や社会と共に、共創していきたいと思っています。​