ケーススタディー

サブパス・サブコアで毛細血管的交通へ

Task-0 | 私たちの方法   Task-1 | 集まりの複線化   Task-2 | 都市構造の分散化  Task-3 | 空間の順応化  Task-4 | 密閉・密集・密接の防止  Task-5 | 接触の防止   Task-6|免疫力の高める

空間的仕掛けサブコアによるサブパス活性化
「低密経路の活性化」と「新旧モビリティによる新経路の創出」(以下2つ合わせてサブパスと呼びます)により、毛細血管的交通を生み出す。このアイディアを実現するには「空間的な仕掛け」も必要です。
居住地と業務核の中間にサテライトオフィスを含むサブコアをつくるというアイディアは既によく話題にされています。加えてそこにサブパスへの接続機能を持たせ、例えば「サブコア→新旧モビリティ→非混雑駅→低密経路」というパスができれば、かなりゆとりをもって移動できそうです。そうなると、このモビリティの経路は心地よいストリートにしたくなります。
また、メインとサブの経路の交差点に、ちょっと寄りたくなる楽しい街をつくり、低密経路経由での移動を促進するというアイディアもよいでしょう。サブコアのアイディアはまだまだありそうです。

時間意識の変化がうむ都市空間の可能性
ちょっと時間はかかるけど、楽しく寄り道しながらの、ゆとりある通勤スタイル。これは「最短時間で通勤する」「同じ時間に通勤する」という効率至上主義の意識下ではあり得なかったスタイルです。しかし今正に進みつつあるワーカーや企業の時間や働き方に対する意識変化が、こうした「多様な都市空間を経由し楽しむ豊かな通勤」といったスタイルを生むかもしれません。もしそうなれば都市交通は徐々に毛細血管的で、レジリエントなものになっていくでしょう。「ゆとり」が「備え」になる。良い響きではないでしょうか?

再開発停滞エリアに新たな価値を
サブコアは、メインのコアの外側や間など、いずれも従来なら開発が起き難かったスポットが候補地となります。そうした場所に「感染症に対する備え」という新たな都市価値を与え、開発を誘発できないか?というのがこのアイディアのもうひとつのポイントです。